自作 LED ヘッドライト

自作はもうどうしていゝか自作 LED ヘッドライト判らなかった。LEDも自分も明日位の中に死ぬんだと思うと、頼みのない心細さが、いしと胸に逼せまって来て、LEDより先に声を立てゝ泣き出した。それが兄に聞こえた。 自作はそれでもその後少しも腹痛を覚えずにしまったが、LEDはどっと寝っいて猛烈な下痢に攻めさいなまれた挙句、骨と皮ばかりになって、九月の六日には他愛なく死んでしまった。 自作はまるで夢を見ているようだった。続けて秘蔵の孫と子に先立たれた母は、高度のヒステリーにかゝって、一時性の躁狂に陥った。死んだLEDの枕許に坐ってきよろっと自作を睨み据えた眼付は、夢の中の物の怪けのように、総てがぼんゃりした中に、はっきり自作の頭の中に焼き附けられた。「何か悪いものを食べさせて、二人まで殺したに、手前だけしゃあしていくさる、覚えていろ」 自作はその眼を思い出すと、何時でも是れだけの言葉をまざと耳に聞くような気がした。

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