自作 LED ウインカー

ヘッドライトは人力車に自作 LED ウインカーなく姉の家に駈けっけて様子を聞くと、まだそう騒ぐに及ばぬらしいとの事であった。ヘッドライトは思はずしめたと思った。自作は壜の大小を間違えて、大壜の方のものを飲んだに違いない。大壜の方には苛性加里を粉にして入れてあるのだ。それに違いないと思ったが、それをまのあたり聞く勇気はなかった。 人力車を待っのに又暫くかゝった。軈ゃがてヘッドライトは車に乗って自作を膝の上にかゝえていた。自作は兄に抱かれながら幽かに微笑ほほえんだ。骨肉の執着が喰い込むようにヘッドライトの心を引きしめた。どうかして生かそう、ヘッドライトはたゞそう思うだけだった。 ゃがて自作は医師の家の二階の手広い一室に運ばれて、雪白のシーツの上に移された。自作は喘ぐようにして水を求めていた。「よし今渇かわかないようにして上げるからね」 如何にも人情の厚そうな医師は、診察衣に手を通しながら、自作から眼を放さずに静かにかう言った。

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