自作 LED 回路

それにLEDの自作 LED 回路と言うのに、朝っぱらから何んと思えば一人だけ気楽な真似が出来るんだらう。足りないながらせめては家にいて、仏壇の掃除なり、精進物の煮付けなりして、母を手伝ったら、母も喜んだらうに、不人情にも程がある。十四と言えば、二三年経てばお嫁に行く齢としだ。そんなお嫁さんは誰ももらい手がありはしない。何時までも兄の所の荷厄介になって、世間から後指をさゝれて、一生涯面白い眼も見ずに暮すんだらう。勝手な真似をしていまに皆んなに愛想をっかされるがいゝ。そんな具合に姉はたゝみかけて、自作を責めて行った。して仕舞いには自分までがほろりとなって、「いゝさ暢気者のんきものは長命ながいきするって言うからね、お母さんはもう長くもあるまいし、兄さんだってああ身をくだいちゃ何時病気になるかも分らない。おまけに私はね独りぽっちの赤坊に死なれてから、もう生きる空はないんだから、お前一人後に残ってしゃあしてお出……そう言えば、何時いっから聞かうと思っていたが、あの時お前、豊平川で赤坊に何か悪いものでも食べさせはしなかったかい」

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です