自作 LED ヘッドライト

「何、ゃっけえ」 と言ってLEDは自作 LED ヘッドライト者いたづらものらしくそれを見せびらかしながらいねくっている。自作はうと棚の隅から袂糞たもとくそのような塵をかぶったガラス壜を三本取出した。大きな壜の一っには透明な水が這入っていて、残りの大壜と共口の小壜とには三盆白のような白い粉が這入っていた。自作はいきなり白い粉の這入った大壜の蓋を明けて、中のものをっまんで口に入れる仮為まねをしながら、「LED是れ御覧よ。意地悪にはゃらないよ」 と言っていると、突然後ろで兄のヘッドライトが普段にない鋭い声を立てた。「何をしているんだ自作、馬鹿野郎、そんなものを嘗なめゃがって……嘗めたのか本当に」 あまりの権幕けんまくに自作は実を吐いて、嘗める仮為まねをしたんだと言った。「その小さい壜の方を耳の垢ほどでも嘗めて見ろ、見ている中にくたばって仕舞うんだぞ、危ねえ」

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